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【早稲田大学出身の小説家 三浦しをんさん】



みなさんこんにちは!


8月が終わり9月に入りました。そろそろ暑い日々ともおさらばして、秋を感じたいですね(笑)


そこで今回は、一足早く「読書の秋」を感じていただくために、私が大好きな早稲田大学出身の小説家である三浦しをんさんについて紹介したいと思います!


三浦しをんさんは1976年に東京で生まれ、早稲田大学第一文学部を卒業されました。2000年に『格闘する者に〇』で小説家としてデビューし、以来、多様なジャンルの作品を出版され、直木賞をはじめ多くの賞を獲得されています。また、多くの作品が実写化されているので、本を読んだことがあるし映画やドラマも観たことがある!という方も多いのではないでしょうか。


筆者は中学生くらいの頃から三浦さんの小説を読み始め、以来、その魅力に虜になってしまいました。三浦さんの作品はどれも興味深いものばかりですが、ここでは2作品を紹介したいと思います。


1冊目は『天国旅行』です。





この作品は、「生と死」を扱った7つの物語から成る短編集です。人生に行き詰った時、何気ない日常が急に変わった時、人は何を思い、どう行動するのか。歩んだ先に何が待っているのか、希望か、それとも……。「生」と「死」の深い関わりの中で、人間の心情がひどく揺れる有様がリアルに描かれています。


重いテーマではありますが、読んでいくうちに、人生の苦境の中にある小さな希望の光や救いに気づくことができ、自分自身のこれからの人生をどう生きていこうかを考えるきっかけになりました。


多感な大学生時代だからこそ、この本から何か学べることがあるのではないでしょうか。



2冊目は『風が強く吹いている』です。






この作品は、箱根駅伝をテーマにした物語です。


早稲田大学も箱根駅伝の常連校なので、正月に観戦する方も多いのではないでしょうか。


高校時代トラブルを起こし長距離選手の生命を断たれた天才ランナーの走は、箱根駅伝出場を目指す灰二との出会いにより、彼らが住む学生寮の住人とともに、箱根駅伝出場を目指します。


主人公走の箱根駅伝出場への複雑な思い、灰二の箱根駅伝出場を目指す本当の意味、その他個性あふれるメンバーの走りを通して自分を見つめ直していく過程が鮮やかに描かれています。


「走る」とは何なのか。何を「つなぐ」のか。読めば読むほどこうした単純な言葉たちが持つ深い意味に気づくことができます。


涙なしには読めない、そして読んだ後は箱根駅伝を応援したくなる!そんな作品です。




以上がお薦めの2作品になります。


外出を控えなければいけない今、自宅でゆっくりと三浦しをんさんの作品を読んでみてはいかがでしょうか?この他にも面白い作品がたくさんあるので、皆さんも機会があればぜひ読んでみてください!




〈参考〉

三浦しをん|著者プロフィール|新潮社https://www.shinchosha.co.jp/writer/2873/

(最終閲覧日2021年8月29日)




ピノ子

早稲田大学文化構想学部2年

早稲田大学公認サークル

まっちワークグループ早稲田



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