最近は夜になると茂みからは虫の声が聞こえ、肌をなでる夜風は涼しくなり季節の変わり目であるということを感じますね。皆さん体調を崩すことなくお過ごしでしょうか?
あの暑かった夏の日々ではエアコンの効いた部屋から外出する気にはならなかったかもしれませんが最近は過ごしやすく外へ出かけるのも楽しい季節となっております。
そんな読者の皆さんが出かけようと思った際の助けになるべく、今回のワセマガでは都電を使ったミニ旅行のご紹介をしたいと思います。
まず皆さんは都電についてどれくらい知っていますか?
早稲田から出ているということは知っていても意外とその行き先や経路すらも知らないのではないでしょうか?
それでは早速解説していきます!
都電は正式名称を東京さくらトラム(都電荒川線)といい早稲田から三崎口12.2kmを結ぶ鉄道です。
出典 東京都交通局
今でこそ荒川線しか残っていない都電ですが元々は営業キロ約213kmにまで上りました。
ではなぜ廃止されてしまったのかというと、皆さんがよく通学で利用している「地下鉄」の登場や車の台頭により採算性が悪化してしまったからです。
実は荒川線も廃止の予定があったそうです。
しかし、専用軌道の割合が高い。つまり自動車と併走する区間が比較的少ないことや、当時荒川線沿線でのバス運行の定時制の維持が困難だったため存続されたそうです。
それでは一通り都電の歴史を学んだところで筆者が実際に乗車した際に「良いな」と思ったスポットと最寄り駅の紹介をします。
1つめは早稲田駅から3駅の鬼子母神前駅で下車してすぐのところにある鬼子母神堂です。
江戸時代から子授け、安産の御利益があるとされて居る神社で参道のケヤキ並木が名物です。
飲食店やカフェもあるので落ち着いて食事ができそうです。
神社に人は少なく、厳かな雰囲気なので神聖な気持ちになれると思います。
開堂時間は9時から17時です。
2つめは早稲田駅から9駅の庚申塚で下車して徒歩10分、とげぬき地蔵尊 高岩寺です。
おばあちゃんの原宿、とも言われる巣鴨駅近くの有名な観光スポットで、筆者は平日の昼に訪れましたが人は多かったです。
庚申塚駅から巣鴨地蔵通り商店街を真っすぐ進むとたどり着ます。途中の商店街はのんびりと落ち着いた雰囲気で、ゆったりした時間の流れを味わいたい方におすすめです。
おしゃれなテイクアウトスイーツのお店などもあり学生でも充分に楽しめると思います。
本堂開門時間は6時から17時です。
どうだったでしょうか?
都電には今回紹介したところ以外にも見所はたくさんあります。
ぜひ時間ができた際には都電を使って冒険に出てみて下さい。
ちなみにお出かけの際には1日400円で乗り放題の「都電1日乗車券」の利用が便利です。
執筆 はたこう
早稲田大学教育学部1年
早稲田大学公認サークル
まっちワークグループ早稲田
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